無一居

写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業

花影 S1 60mm f2.2 小店での作例2

仕様  お寄せいただいた作例   - 2014.07.17

  1. 近所で
  2. 白黒
  3. 景洪、ウドムサイ 2014年9月
  4. ルアンプラバーン1 2014年9月
  5. ルアンプラバーン2 2014年9月
  6. バンコク中華街 2014年9月
  7. アンコール・ワット 2014年9月
  8. アンコール・トム 2014年9月
  9. 麻布十番 2021年1月30日
  10. 白金 2021年3月18日
  11.  2021年3月22日

 ライカM3でフジ ネオパン400です。ネオパンにカビが生えていましたのでひび割れのように写っています。尚、カビは現像で死滅しております。

花影S1 モノクロフィルム 二胡を拉くShibaten
花影S1 モノクロフィルム バイオリンの老師
花影S1 モノクロフィルム 箏を演奏する少女1
花影S1 モノクロフィルム 箏を演奏する少女2
花影S1 モノクロフィルム 二胡を拉く民間芸人
花影S1 モノクロフィルム 箏を練習する女性
 北京・和平里の楽器街です。全てf2.7です。木村伊兵衛が肖像でやっていた感じを真似てみました。

花影S1 モノクロフィルム 玄関の札
 以下は蘇州城内の裏路地です。デジタルよりもモノクロの方が白に無理がありません。

花影S1 モノクロフィルム 服を干す老人
 暗いところは明瞭さを増し、明るいところはボケやすくなるのはどのレンズでもほぼ同じですが、絞りの加減がソフト効果に左右されるので、明るさを見て調整しようとすれば、こういう構図は難しくなります。

花影S1 モノクロフィルム 犬
 暗いところでシャープになりがちな例です。

花影S1 モノクロフィルム 格子
 中国風の格子があって、そこから客が覗いて中から店員が見ています。よく見ないとわからない図になってしまいましたが、店員は急に画の中に入ってきたので意図していませんでした。デジタルなら確認できるので撮り直していたと思います。

花影S1 モノクロフィルム 扇を買う少女
 夜は難しいです。デジタルであればもっと明瞭に出るのですが、それが必ずしも良いとは限らないし、このように肉眼でも光と影の落差が激しいところでは撮影は避けるべきと思います。少女の顔が潰れていますが、ネガでは残っているので焼きでなんとかなりそうではあります。

花影S1 モノクロフィルム 泥人形
 仮にフランス人としておきますが、彼女は間違いなく動いています。しゃべっていました。シャッター速度が1/4ですから、動くなと言う方が無理ですが、他は明瞭に写っているのです。フランス人は真近で光を浴びているのでそのためにボケたということもあったと思います。

花影S1 モノクロフィルム 陶笛
 体を揺らして笛を吹いているのでピントを外したわけではありません。ソフトフォーカスは動きというものが撮りにくいような気がします。

花影S1 モノクロフィルム 西洋風建付
 古い映画でフォーカスアウトというのがありますが、その消える直前のような雰囲気です。

花影S1 モノクロフィルム 手工瓷器
花影S1 モノクロフィルム 夜景
 提灯のような光源がたくさんある状況で、それを活かしたかったのですが、うまくいったとはいえません。

花影S1 モノクロフィルム バー1
花影S1 モノクロフィルム バー2
 北京に戻って有名ジャズバー「東岸」です。明る過ぎるところ、暗過ぎるところの落差が凄く、現像で何とかせねばなりません。

花影S1 モノクロフィルム 百貨店の洋服店
花影S1 モノクロフィルム 香港風レストラン
 手前のボケは消しゴムで消し損なったような感じになります。そして少し揺れている感じがします。

花影S1 モノクロフィルム 手を挙げる人形
 明瞭なようで、そうではない独特の描写です。

花影S1 モノクロフィルム 麺の店
 陰は明瞭さが増し、光は柔らかくなる現象は多かれ少なかれどんなレンズにもありますが、この画は全体的にふわっとしています。

花影S1 モノクロフィルム 万里の長城
 万里の長城に行きます。遠景は好ましくありませんが、このレンズしか持ち合わせがなければ撮るしかありません。絞れば問題ありませんが。

花影S1 モノクロフィルム 城壁の窓に座る少女
 城壁の上なので、向こう側は高い高い崖です。そのことを全く感じさせない少女の大胆さには感服させられます。

花影S1 モノクロフィルム 座って食事中の老人
 人民服の人は少なくなってきました。これを毎日着ることに決めると日々の決定すべきことが1つ減ります。

花影S1 モノクロフィルム 眠るご婦人
 長城は攻略しにくい地形に作るので昇降が激しく、歩いて見学も大変です。

花影S1 モノクロフィルム 故宮1
花影S1 モノクロフィルム 故宮2
花影S1 モノクロフィルム 故宮3
 故宮博物院に行きます。

花影S1 モノクロフィルム 観光する老人と孫
 周囲との光量の差が大きいと暗い部分は明瞭さが増すのは致し方ないところです。

花影S1 モノクロフィルム 通路
 そこで室内に引き入れられた光はどうなるか見てみるとこうなりました。非常にソフトです。

花影S1 モノクロフィルム 麦わらの少年
 自我とナルシズムが芽生えた少年は、親から携帯を向けられると、このようにポーズをとります。

花影S1 モノクロフィルム 耳元で囁く少女
 秘密の多い一家は、母親まで疑り深くこちらを監視しています。

花影S1 モノクロフィルム 売店
 焦点は手前の女性で、暗い環境なので明瞭さが保たれつつ奥に向かってボケています。奥の日の当たる辺りはボケの深度が早まっていることで、分かりやすい画になりました。

花影S1 モノクロフィルム すがりつく少年
 少年は父親にすがりついて何かを要求しています。少年にとってはすでに大き過ぎたペットボトルのようにも見えますが、尚も欠けた何かを求め続けているようです。

花影S1 モノクロフィルム 龍の彫り物
花影S1 モノクロフィルム 箒と塵取り
 これらは本来は適正なシャッタースピードが1/4000ぐらいの筈ですが、ライカ M3は1/1000までしかありません。モノクロはラチチュードが広いので無理やり撮っていますが、できれば露出は合わせた方が画はきれいになります。背景に独特の描写が感じられます。

花影S1 モノクロフィルム 門1
花影S1 モノクロフィルム 門2
 現実離れした映り故、御伽の国の建物に見えます。故宮の建物なので表現としてはぴったりです。

花影S1 モノクロフィルム 壁際で撮影
花影S1 モノクロフィルム 排水溝が突き出た壁
 この2枚はもう少し絞りのポイントをずらすべきでした。下の画はソフト効果が強過ぎます。よく光を見なければなりませんでした。

コラム


  1. 近所で
  2. 白黒
  3. 景洪、ウドムサイ 2014年9月
  4. ルアンプラバーン1 2014年9月
  5. ルアンプラバーン2 2014年9月
  6. バンコク中華街 2014年9月
  7. アンコール・ワット 2014年9月
  8. アンコール・トム 2014年9月
  9. 麻布十番 2021年1月30日
  10. 白金 2021年3月18日
  11.  2021年3月22日

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