写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業
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円柱
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花影 S1 60mm f2.2 小店での作例4
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- 2014.07.17
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さて、ここからヴィエンチャンに移動して、鉄道を使ってバンコクに抜けるまでは携帯で撮影して微信の方に投稿しましたのでここにはありません。バンコク以降から再開します。
バンコクと言うとかなり大きな中華街があります。言葉が通じるだろうという安心感で行きましたが全く駄目です。たぶん福建語です。普通話は話せません。漢字が多いので少しわかりやすいというだけでたいしたメリットではありません。ある路地にさしかかると黒いボードを置いて道を塞いでいます。書いてあることがわかりません。それで入ってみます。行き止まりということがわかりました。奥の広いところは中庭でした。
香港にかつて九龍城というものがありました。たいへん治安が悪いということでしたが、本当かどうかわかりません。行くことができなかったのでとても残念です。重慶マンションはというと、以前のいかがわしさがすっかりなくなり、健全な安宿街になってしまっています。大陸はどうでしょうか。お上が怖いので無法地帯はありません。皆さん、中国はどんなところと思っておられるかわかりませんが、日本より治安が良いです。古くて雑然とした感じのところも減っており、見ごたえがなくなってきています。思うに香港も返還後に健全になったと思います。中国の渾沌というものが味わえなくなってきている、どこに行ったらいいんだろうと思っていたらバンコクです。だけどここも普通の街であって別に不健全なわけではありません。夜は危ないらしいですが昼間は普通です。それでもここには華僑のディープな感じが渦巻いています。横浜や神戸、クアラルンプール、他にもまだアジアの中華街あると思いますが、どこと比べてもバンコクが深いです。中華の逞しさのようなものが感じられます。
車のナンバープレートはどういう目的で付けるのかを考えた時に真っ赤は有り得ません。だけどもデザインを優先してきた、タイ文字も投入してきたということで、いかにも南国の王国らしい風格を醸し出しています。
中国というのはいろんな意味でパニック、混乱が特徴なので、渾沌というものの魅力というのを考えずにはいられません。ところが大陸では味がなくなってきている話は先ほどしました。その最大の原因は簡体字ではないかと思います。これは宮廷の役人が速記に使っていたものだということでもう相当な歴史があります。非常に合理的に出来ています。だけど合理的過ぎて読み物を斜め読みした時に意味が掴めません。香港台湾の繁体字であれば、適当に流して見ただけで意味がわかります。文化と文字の関連は切り離せないので台湾香港は面倒でも繁体字をやめないのだと思います。漢字はデザインなのでどんなものを採用するかで街の景観を変えます。大陸はすっきりしてしまった、もっと濃いものが欲しいのに文字は薄味になってしまった、これがちょっと残念な印象を感じる原因だと思います。日本は中間ですが、中国も最低限それぐらいには戻して欲しいものです。
こういう食べ物があちこちに捨ててあります。これは供え物のような気がします。ゴミのように扱われておらず、だいたい店の主人が持ってくるからです。そして猫が平らげます。だけど猫のために置いているという雰囲気ではありません。
バンコクに少し滞在した後、バスでシェムリアップに向かい、アンコールワットを見た後また戻ってバンコクに数日滞在、そして北京の自宅に戻りました。これ以降はアンコールワット界隈に移動します。
これがアンコールワットの入り口です。正面玄関ということになります。堀の幅が広いのが独特です。日本や中国の城でもこんなに広いのはありません。
玄関に至るのは長い廊下を渡っていきます。補修中のところが結構あって、猿はそのデコボコのところが好きなようです。食べ物は相手が誰であろうと知り合いから受取るようなフィーリングで軽く普通に何でも貰います。
足下から高いところまで細かい装飾で埋め尽くされています。
手前に蓮の池があるこの構図はよく使われるようです。
よく知られた、戦いを題材にしたレリーフです。保存状態の割と良いところはこのように色が残っています。建物全体が着色されていたのかどうかはわかりませんが、レリーフの場合はあちこちに色が残っています。
この3枚はすべて同じような光の状態ですが、こういうものをソフトフォーカスで撮ると良い雰囲気です。あちこちにこういう格子がありますが、この外側にも人が十分立つことのできるスペースがあります。屋外に面した方向にはないですが、室内の方には結構な幅があります。もしかするとそこにはランプを持った女官が立っていたのではないかと思います。
クメール建築は積み上げ工法なので、あまり大きなものは作れなかったようです。それでもこれだけのものが作れるなら十分と思いますが、実際より大きくは見えます。
アンコールワットは遺跡群全体の中の1つで、他にも遺跡はあります。全部見るのは何日もかかります。
遺跡群の中にまだ壊れているところはたくさんあります。ユネスコが修復していますが、まだまだ時間はかかりそうです。
こういう細かい装飾はとても少ないので貴重です。奪われていったものも多いのだと思います。単体の女官の浮き彫りはあちこちにあって主な鑑賞は女官図の方になっています。
左が壁で右が屋外に開放されているという回廊には中央より少し右寄りに一定間隔で柱が立てられています。柱と壁の間を歩くのですが、この柱の基部にこういう彫り物があります。幻想的な演出です。
麦わらの人物はガイドです。あまりに広いのでガイドがいないと効率的に見れないし、どこにいったらいいのかわからないようなところもあります。かなり大勢のガイドが働いています。
女官図はあまりにも多くてどこにでもあります。全部顔が違います。
ここまでは全部アンコールワットの女官図です。他の遺跡は時代が違うので様式が違います。アンコールワットの図は柔和な感じがします。
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