無一居

写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業




香箋 G1 50mm f2 Kino

仕様 お寄せ頂いた作品  スピード・パンクロ Spped Panchroの復刻 - 2023.03.01

  1. Kino

  2. 宝塚 2023.03.01
  3. マクロで花 2023.03.04
  4. 備前 2023.03.08
  5. 銀座の古いビル 2023.03.13
  6. 南麻布~麻布十番の夜 2023.03.23
  7. 増上寺の春 2023.03.29
  8. 新宿・初台 2023.04.08
  9. 渋谷と吉祥寺 2023.05.26
  10. 四谷 2023.05.31
  11. 虎ノ門 2023.07.19
  12. 百貨店 2023.09.05~07
  13. 白金台 2023.11.03
  14. 紀尾井町 2023.11.13
  15. 解体前のホテル 2023.11.20
  16. 麻布十番祭り 2024.08.24


写真撮影でフリンジが出た場合、「霜枝」UG1
映像の場合はDavinci Resolveなら「Respill(スピル除去)」を使用すれば消えます(UG1と同じ)。
(小店作例で処理を加えたものは注記しています)。

 モノクロ時代の設計ですがモノクロでも色収差の影響はあるため当時から議論の対象になっており、収差を消したり加えたりを繰り返していたことが特許の記載でわかります。ハリウッドは色収差を加えることを求めていて、英国側としては消したいということでした。カラー時代になると過ぎたる色収差は負担となり、消す方向で第二世代へと進化しました。

 では、なぜ色収差がそんなに重要なのでしょうか。小店が製造したS1は色収差がほぼゼロです。有名なところでは仏キノプティックも厳重に色収差を消しています。現代の多くのレンズも同様です。これらはある意味、確実に色を再現するため、日中屋外では彩度が下がります。色収差を丹念に消せば消すほど彩度が下がります。不自然なのでデジタルではグレーディングします。アナログでは現像で調整します。これが不要だとなるとハリウッドがそういうレンズを求めるのは自然と言えます。色収差を残すことが優れているということではありません。ですが英国ではこうすることで油絵のような表現を求めていました。



 まず家で動画撮影の操作の仕方だけ予習して、早速1本目のテスト撮影に向かったのが本映像でした。麻布は家から歩いて15分程と近いので、これまでもテストはここでよく行ってきました。

 これまで動画は撮影していなかったのでNDフィルターを持っておらず、12月初め頃に購入しました。これを待とうと思っていたのですが、とりあえず練習しておきたいとなります。フィルターとフードを両方使いたい場合、マグネット式は使えません。可変式ではなく、固定を求めていました。そこで広東省のNisi本社公式からND8(3st),64(6st),1000(10st)を購入しました。固定はこの3種のみの販売でした。これはこの撮影の時点では到着していませんでした。

 フィルターは無しということで夕方に出るも、まだ光量が多すぎ、やむなくシャッターオートで撮影します。1枚目から激しくフリッカーが出て、ファインダーにもはっきり写っているので、どうしようかとなり、どのモードに変えても同じなので諦めてそのまま続けました。帰宅後にダヴィンチのフリッカー除去を使用しましたが、まだかなり残留しています。夜になってからシャッター固定で行けば良かったのですが、統一感を持たせるためと、シャッター可変だと画の品質が下がるので、それがどれぐらいかを見るために、そのまま続行しています。このようなことは最初しかしませんので、参考画として撮影しました。

 SONY シネマラインのCine EIは、ベースISOが2点になっています。FX2は800と4000です。このどちらかに固定した上で、仮にISO 1600で撮影されたら800から1段上という扱いで記録します。Cine EI Quickでは、ISO 2000を境に自動でどちらかに切り替えます。これが全てオートと勘違いし、全部ISO 4000固定になっておりました。明るすぎて上述の問題が発生しておりました。

 絞りはf2~2.8~4の間を使いました。



 道路の長さが約30mぐらいで片面に料理屋が並んでいる非常に狭いエリアです。「タウン」という規模ではないのですが、周辺はパチンコメーカーの大きなビルが林立していますので実際の規模はかなり大きいと思われ、長い歴史の中で境界が曖昧になってきている界隈です。
 絞りはほとんどf2.8です。最初の1クリップはホワイトバランスも変えていない比較的ノーマルな画で、2つ目以降にはARRI 5121 Cityを100%適用いたしました。結果、青とオレンジが強くなっています。予定では全部ノーマルだったのですが、あまりに普通に写って現実感があり過ぎるので、少し演出することにしたものです。



 こういう場所は色を抜いた方が良いかもしれないと思い、U3±0を70%(100%はモノクロ)で褪色しました。



 SPの最大の価値は青と思います。青は神秘の、奇跡の色です。空、宇宙、水の色です。青色ダイオード発明者はノーベル賞を取りました。映画用レンズはそこを考えているものが古くからいくつもあります。デジタルではまだ質的に難しい領域です。SPの青は独特です。



 最初と最後の方のクリップで、展示会場の中ではない部分はホワイトバランスを触っていません。色温度は全部5500Kで通しています。そのため会場内ではかなり黄色になりますので調整しました。カラーホイールのゲイン(明部)のみで合わせています。それ以外は露出を合わせたのみです。



 屋内に入ってシャンデリアのクリップからホワイトバランスを調整していますが、それより前はそのままです。色温度は5500Kです。他、露出のみの調整です。



 霜枝U1,U2を使ってコントラストを上げています。



 夜の環境にて、霜枝U1,U2を使ってコントラストを上げています。



 雨が僅かに降るぐらい、暗い曇りでした。露出の調整のみ、一部はPower Windowを使用していますが、これも露出のみです。





コラム


  1. Kino

  2. 宝塚 2023.03.01
  3. マクロで花 2023.03.04
  4. 備前 2023.03.08
  5. 銀座の古いビル 2023.03.13
  6. 南麻布~麻布十番の夜 2023.03.23
  7. 増上寺の春 2023.03.29
  8. 新宿・初台 2023.04.08
  9. 渋谷と吉祥寺 2023.05.26
  10. 四谷 2023.05.31
  11. 虎ノ門 2023.07.19
  12. 百貨店 2023.09.05~07
  13. 白金台 2023.11.03
  14. 紀尾井町 2023.11.13
  15. 解体前のホテル 2023.11.20
  16. 麻布十番祭り 2024.08.24

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